季節は4月です。新生活などであわただしい日々を過ごしている人も多いのではないでしょうか。

4月にもいろいろな別称があります。「卯月」という言葉はもしかしたら聞いたことがあるかもしれません。しかしその他にもたくさんの別称があるのを知っていますか?

普段聞きなれない言葉は難しく、あまり歌詞に使われないことも多いですが、和風な歌や古風な歌を書くときには役に立つかもしれません。また、聞きなれない言葉の珍しさや響きが、歌詞のフックになることもあります。

今回は、古風・和風な歌詞に使える、知っておきたい月の別称《4月編》についてお届けします。

4月の別称 卯月(うづき)

「卯月」は4月を表す、もっともよく知られた和名です。その由来にはいくつかの説があり、「卯の花(ウツギの花)が咲く月」だからという説が広く知られています。白く小さな卯の花は初夏のはじまりを告げる花。「卯月」という言葉を歌詞に使うだけで、古風で季節感のある一節になるでしょう。

4月の別称 建巳月(けんしげつ)

「建巳月」は、十二支の「巳(み)」と、月の位置をあらわす「建(けん)」を組み合わせた呼び名です。古代中国から伝わった暦の考え方にもとづいており、少し難解な響きが特徴的です。歌詞の中で使うと、時代がかった雰囲気や、神秘的なニュアンスを添えることができます。

4月の別称 初夏(しょか)

「初夏」は文字通り「夏のはじまり」を意味します。現代の感覚では4月はまだ春のイメージが強いかもしれませんが、旧暦では4月はすでに夏の入口とされていました。「初夏の風」「初夏の光」など、みずみずしい季節の移ろいを表現したいときに使いやすい言葉です。

4月の別称 首夏(しゅか)

「首夏」も「初夏」と同じく、夏のはじめを指す言葉です。「首(しゅ)」には「最初・筆頭」という意味があり、夏の先頭に立つ月というイメージです。「初夏」に比べるとあまり馴染みがなく、その分、歌詞に使ったときに目を引く珍しさがあります。知る人ぞ知る言葉として、こだわりの一語に使ってみてはいかがでしょうか。

4月の別称 乾梅(けんばい)

「乾梅」は梅の実が熟して乾く時期を意味するとされ、4月の別称のひとつです。「梅」という文字が持つ、和の情緒や香りのイメージが魅力的な言葉です。少し難解な響きを持ちながらも、梅の実が実り始める初夏の風景を感じさせます。個性的な歌詞を書きたいときに、印象的なワードとして活きてくるかもしれません。

4月の別称 卯の花月(うのはなづき)

「卯の花月」は、卯の花が咲く月という意味を持つ4月の別称です。「卯月」と同じく卯の花に由来しており、白く可憐な花が咲き誇る初夏の情景を思い起こさせます。「卯月」よりも語感がやわらかく、ゆったりとした音の流れが歌詞に溶け込みやすい言葉です。

4月の別称 夏初月(なつはづき)

「夏初月」は、夏の初めの月という意味をそのまま名にした呼び方です。旧暦において4月が夏のはじまりとされていたことを、ストレートに言い表しています。言葉の意味がわかりやすいため、歌詞に使っても伝わりやすく、「夏のはじまり」というテーマの楽曲にもなじみやすい表現です。

4月の別称 麦秋(ばくしゅう)

「麦秋」は、麦の収穫期にあたる時期を指し、麦にとっての「秋」=実りの季節という意味を持ちます。季節としては初夏でありながら「秋」という字が入る、独特の味わいのある言葉です。「秋」の持つ感傷的なイメージと、初夏の青々とした風景が交差するような、奥行きのある表現として歌詞に活用できるでしょう。

4月の別称 清和(せいわ)

「清和」は、空が澄み渡り清らかな時期を意味する4月の別称です。清らかで穏やかなその響きは、歌詞に品と透明感をもたらしてくれます。「清和の空」「清和の光」など、澄んだ春の空気を表現したいシーンにぴったりの言葉です。シンプルながら格調高い印象を与えてくれる、使い勝手のよい表現といえるでしょう。

4月の満月 ピンクムーン

満月にも名前があり、4月の満月は「ピンクムーン」と呼ばれています。この「ピンク」とは、野生のシバザクラやクサキョウチクトウを指します。北米では春になると山や丘がピンク色に染まることが由来だそうです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。4月にもいろいろな呼び方があり、風情がありますね。和風・古風な歌詞を書く際には、ぜひこれらの言葉を取り入れてみてください。知らない言葉との出会いが、新しい表現のヒントになるかもしれません。

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