ボーカロイドの意味、そしてその誕生について前回のブログで触れました。今回は、ボーカロイドがヒットし、実際にボカロPが活躍し出した2007年以降に焦点を当てていきたいと思います。
ボカロPの登場は「初音ミク」が登場した2007年頃から
「ボカロP」という言葉は、2007年に初音ミクが発売されたころ、当時ボカロを用いた楽曲が多く投稿されていた「ニコニコ動画」内で誕生したと言われています。2007年頃から2011年頃までは、ボカロはまだ商業音楽としてではありませんでした。ボカロPたちは、純粋に自作の曲をボカロに歌わせ、ネットで公開し、視聴者と共有することを楽しんでいました。
ボカロ台頭期、2007年~2008年頃に活躍したボカロP、2009年~2010年頃に活躍したボカロPを見ていきましょう。
2007年~2008年頃に活躍した代表的なボカロP
ryo
ボーカルに初音ミクやnagi、こゑだを迎えての「supercell」の活動や、「EGOIST」「Tia」のプロデュースで知られるryo。現在の基本所属レーベルはSonyRecordsです。
代表曲:
「メルト」「ワールドイズマイン」「ブラック★ロックシューター」「ODDS&ENDS」(ボーカル初音ミク)
「君の知らない物語」(ボーカルnagi):
「My Dearest」「Yeah Oh Ahhh Oh!」(ボーカルこゑだ)
「The Everlasting Guilty Crown」「名前のない怪物」「KABANERI OF THE IRON FORTRESS」(ボーカルchelly)など
halyosy
バンド「absorb」のリーダーとしても知られています。ニコニコ動画ではhalyosy(ハルヨシ)として、「歌ってみた」カテゴリでも活動。VOCALOIDオリジナル曲の制作・投稿も行うボカロPです。
代表曲:
「桜ノ雨」
「Fire◎Flower」など
2009年~2010年に活躍した代表的なボカロP
Neru
2009年11月1日に投稿した楽曲「風音のクロニクル」でボカロPデビューを果たしたボカロP。この楽曲は、ニコニコ動画内の注目動画を特集する「日刊VOCALOIDランキング」に取り上げられました。その後、2013年にリリースしたアルバム「世界征服」で、メジャーデビューを果たしました。
代表曲:
「ロストワンの号哭」
「脱法ロック」
「東京テディベア」など
ハチ
シンガーソングライター米津玄師が以前ボカロPとして活動していた時の名前です。代表曲は下記のとおりです。
代表曲:
「結ンデ開イテ羅刹ト骸」
「砂の惑星」
「マトリョシカ」
「パンダヒーロー」
「ドーナツホール」など
ピノキオピー
イラストレーターとしても活動しており、投稿する動画の絵も自作。マルチクリエイターともいえるボカロPです。社会問題を取り扱った楽曲が多く、最近ではAdoさん「アタシは問題作」の作詞作曲を手掛けています。
代表曲:
「ハナウタ」
「神っぽいな」
「魔法少女とチョコレゐト」
「ねぇねぇねぇ。」など
2007年頃から登場したボカロP。その後、ネットの枠を飛び出して活動の幅を広げていきます。次回は、ボカロ界隈で大きな動きのあった2011年以降について解説します。
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