ABILITY

和音入力ツールでコードを転回させるには(ABILITY、Singer Song Writer)

コードを転回させて入力してみよう!

Cというコードの構成音はドミソになります。

これをピアノでは、下からドミソと積み重ねたり、ミソド、もしくはソドミといったように順番を変えて積み重ねて演奏できます。

このように積み重ねる音の順番を入れ替えることをコードを転回させるといいます。

和音入力ツールではコードの転回を選択して入力することができます。またGTやVelといった音の長さや強さも指定できます。

GTはゲートタイムの略で音の長さを表します。単位がパーセントになっていますので、ここでは右手の選択した音符を実際はどれくらいの%で演奏するかを指定できます。通常の音符は90%で、音符を滑らかに繋げる(レガート)時は100%にします。

Vel はベロシティの略で音の強さ(大きさ)を表しています。最大値が127になります。

この上下矢印がコードを転回させるボタンになります。上矢印をクリックすると、下の譜面に表示されている音符の一番下の音が一番上に並び替えられます。

上の矢印を1回クリックするとこのように転回されました。一番下にあったドの音が1オクターブ上に上がりました。

もう一度、上矢印をクリックすると、こんどは一番下にあったミの音が1オクターブ上に上がりました。「入力」ボタンをクリックすることでこの転回した音の積み重ね方で入力されます。

ギターの時も同じように音の積み重ね方が変わります。

上矢印をクリックすることでギターのフレットの押さえる音が変わりました。

ギターでは同じコードでもフレット上で押さえるポジションが2~3箇所あります。ポジションが変わると音の高さも変わります。ピアノのコードの転回のようなものですね。

このように転回やポジションを変えたり、GTやVel を設定して入力することでよりリアルな表現が可能になります。