SONAR

SONAR MIDIデータにオーディオエフェクトをかけるには

MIDIにオーディオエフェクトをかけたい!

「MIDIトラックにオーディオのエフェクトをかけることはできないか?」

スクールでもたびたびこのご質問をいただきます。

たしかにオーディオデータなどにかけるプラグインエフェクトはクオリティが高いエフェクトが揃っています。

これがMIDIデータにかけれたら・・・と思ってしまいますよね。

オーディオのエフェクトなのでMIDIにはかけれないと思われがちですが、実はMIDIデータにもオーディオエフェクトをかけることができるんです!

MIDIトラック自体にはオーディオエフェクトを挿入することはできませんが、MIDIの音を鳴らしているシンセトラックにはプラグインエフェクトをかけることができます。

MIDIの音を鳴らすシンセトラックにプラグインエフェクトをかけることで、結果MIDIの音にエフェクトがかかって聞こえるという流れです。

D-Proを例に解説していきます。通常D-Proを起動すると

トラック1・・・シンセトラック(D-Proのシンセトラック)

トラック2・・・MIDIトラック(D-Proで鳴らすMIDIを入力するトラック)

の2つのトラックができます。

MIDIトラックにもFX欄がありますが、こちらではオーディオのプラグインエフェクトはかけれません。

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シンセトラックの方のFX欄でプラグインエフェクトをかけることができます。

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オーディオトラックでエフェクトをかける時と同じ操作でエフェクトをかけることができます。「+」をクリックします。

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かけたいエフェクトを選択するだけです。

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このようにプラグインエフェクトがかかりました。

試しに再生してみるとMIDIデータの音にエフェクトがかかって聞こえます。

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シンセトラックとMIDIトラックが融合したインストゥルメントトラックも同様にFX欄でプラグインエフェクトをかけることができます。

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Cakewalk TTS-1のようにプラグインシンセ1台で複数のMIDIパートをまかなうことができるシンセ(マルチティンバー音源)の時は、この方法でやるとすべてのMIDIトラックにプラグインエフェクトがかかってしまいますのでご注意ください。

Cakewalk TTS-1で同じようにプラグインエフェクトを使いたい時は、MIDIトラック1つに対して、Cakewalk TTS-1を1台起動して使うといった使い方がいいかもしれません。