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4種類のWindows対応の音楽ソフト(DAW)をいろいろ使ってみた感想

4種類のWindows系DAWを使ってみた感想あれこれ

音楽ソフト(DAW)は各社メーカーからあれこれ発売されていますが、それぞれどういった違いがあるのでしょうか?

音楽スクールを長年やっているといろいろなメーカーのDAWを触る機会があります。私がこれまで実際に使ってみた感想や、実際にソフトを購入された生徒さんを見ていて初心者にはこのDAWの機能は使えるなとか思ったことをサラッとですが書いてみたいと思います。

DAWを購入される際のちょっとしたご参考まで。

 

SONAR

タスカムが代理店をしているアメリカ産のDAW

特徴:収録されているプラグインが多い。最初から付属しているの音源とエフェクターでも結構しっかりした音が作れます。少し前まではローランドがSONARを扱っていたので、ローランド系の音色などが多く収録されています。SONARの上バージョンに収録されている音程編集ソフトのメロダイン、ドラム音源のAddictive Drums 2はプロも使っている機材ですので即戦力のクオリティです。音源やエフェクタを買い足さないで、まずは購入したDAWだけで音楽を作りたい方にはオススメのDAWです。

TASCAM SONAR Platinum

TASCAM SONAR Platinum

Cubase

ヤマハが代理店をしているドイツ産のDAW

特徴:ボーカロイドとの親和性が高いDAWです。VOCALOID4 Editor for Cubaseを追加購入することでDAW上のピアノロールでボーカロイドの編集ができます!コードトラックがあり、これがとても使い勝手がいいです。例えばコード進行で次にくるコードを教えてくれたりと初心者の方には強い味方になります。音源も即戦力のHALionに、音程編集ソフトにはVariAudioが用意されていてオートハーモナイズの機能が使えます。

Steinberg スタインバーグ DAWソフトウェア CUBASE PRO 9 通常版 CUBASE PRO /R

Steinberg スタインバーグ DAWソフトウェア CUBASE PRO 9 通常版 CUBASE PRO /R

ABILITY & SSWLite

インターネット社が開発している純国産のDAW

特徴:ロングヒットを続けるSSW(シンガーソングライター)が名前を新たにリニューアルしたものがABILITYになります。入門用としてSSWLite(シンガーソングライターライト)も用意されています。このシリーズはなんと言ってもオートアレンジ機能が目玉です。マイクに向かって歌った鼻歌が音符として譜面に表示され、それにコードが自動で付きます。さらにそのコードを使って自動で伴奏までつけてくれます。初めてDTMをやってみたいと思っている方はまずはSSWLiteから始めてみることをオススメします。楽曲制作に慣れてきたところで上位版のABILITYにバージョンアップすることで音源、エフェクターがパワーアップします。ABILITYではドラム音源としてBFDecoが付属するのが魅力です。

ABILITY 2.0 Pro

ABILITY 2.0 Pro

Singer Song Writer Lite 9

Singer Song Writer Lite 9

StudioOne

MI7が代理店をしている新しいDAW

特徴:キューベースを開発していたスタッフが新たに作ったDAWというだけあってキューベースと少しにています。特徴はなんと言っても音の良さではないでしょうか。レコーディングソフトの代名詞としてProToolsがありますが、ProToolsと比べてもそん色ないほどに音質がよいDAWです。また無料バージョンがお試し版として用意されています。無料ですが曲作りに必要な機能がほぼ使えるようになっているのでまずはそちらで一度試してみることをオススメします。初音ミクV3以降を購入するとこのStudioOneの特別バージョンが同梱されています。またStudioOneは譜面画面がありません、ピアノロール画面での入力編集になるので譜面で打ち込みをしたい方はご注意ください。

PreSonus プリソーナス 音楽制作ソフト Studio One 3 Professional日本語版(USB edition)

PreSonus プリソーナス 音楽制作ソフト Studio One 3 Professional日本語版(USB edition)

以前はSONAR、CubeseともにそれぞれDAWごとの出音の違いなどがあり、SONARのこのバージョンの出音感がいいよね。などといった話をしたものですが、最近のDAWはそういった違いが少なくなり、どのDAWも綺麗で整った出音になってきていると思います。時代時代の流行の音などがありDAWもそれに合わせている部分もあるのかもしれません。

DAW特有の機能であったり、付属している音源、エフェクトなどで選ぶのも1つの方法だと思います。