作詞

映画のエンドロールは最後まで見る?クリエイターと作品に対する姿勢について

費やした時間に対する満足度のことを指す「タイパ(=タイムパフォーマンス)」

「タイパ」を重視した行動として、動画の倍速視聴やイントロを飛ばす行為などが挙げられますが、映画やドラマなどのエンドロールを飛ばすことも、「タイパ」を重視した行動と言えそうです。今回はエンドロールについて考えてみましょう。

映画のエンドロールは最後まで見る?見ない?

私は大学の頃、授業で「映画のエンドロールは最後まで見るのが、制作者への礼儀だ」と教わったことがあり、それからエンドロールは最後まで見るようにしています。また、中学生の頃は、映画やドラマを見ていて、漠然と「将来は、作品のエンドロールに自分の名前が載るような仕事につきたい」と思ったこともあります。エンドロールは私にとって少なからず影響を与えてきました。

最近では、動画のサブスクリプションサービスなどで、エンドロールやイントロダクションをスキップする機能がありますね。便利な機能ではありますが、制作者側の気持ちに立つと少し寂しいような気もします。

自分の名前がクレジットされることを想像してみる

たとえば、映画のエンドロールに自分の名前がクレジットされると想像してみましょう。クレジットとは、その作品に関わる出演者や制作スタッフ、関連企業や、作中に使用した音楽について字幕で表記することです。もうすぐ自分の名前が出る…と心待ちにしているときに、お客さんに席を立たれたら少し寂しい気持ちがしませんか?クレジットはその作品に関わる仕事をした証。名前をしっかりと焼き付けて欲しい、とまでは思わなくても、やはり最後までお付き合いいただきたい、という気持ちにはなるのではないでしょうか。

クレジットされる仕事を目指すなら、クレジットに敬意を払おう

作詞家はアーティスト、ヴォーカリストのように前に出る職業ではなく、あくまで裏方ですが、やはりクレジットに名前が記載されるのは嬉しいもの。音楽でも映像作品でも、携わった作品に自分の名前が掲載されることは、直接的に視聴者に影響を与えないものの、特別な意味があります。

自分の名前がクレジットされる仕事を目指すなら、自分が関わっていない作品のクレジットにも敬意を払うことが大切です。日々の、作品に対する自分の姿勢を一度見直してみましょう。

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