KOMPLETE ELEMENTSとは?
ABILITY2.0(2.5) Proには「KOMPLETE ELEMENTS」というNative Instruments社のソフト音源のディスクがついています。
この「KOMPLETE ELEMENTS」とはNative Instruments社の人気音源「KOMPLETE」の入門バージョンとなる音源です。
「KOMPLETE」というとプロの作家さん達にも人気のある音源です。おそらく普段みなさんが聞かれるポップスなどでもこの「KOMPLETE」の音はたくさん使われているのではないでしょうか。
「KOMPLETE」は音源の種類やクオリティもさることながらNative Instruments社らしい特徴のある音が魅力の音源です。
その「KOMPLETE」の入門バージョンという音源がABILITY Proにもバンドルされているのです。入門バージョンといっても音源のクオリティは「KOMPLETE」と同じように素晴らしいので、これは使わない手はないですね!
KOMPLETE ELEMENTSの使い方
「KOMPLETE ELEMENTS」はKontakt 5というプラグインの中に読み込み使用します。
まずはKontakt 5を起動してみましょう。
「VSTインストゥルメント」ボタンをクリックします。
VSTiラックが表示されるので「No Instrument」をクリックします。
「Other」の左横の+をクリックします。
「Kontakt 5」が表示されます。
「Kontakt 5」「Kontakt 5 16out」「Kontakt 5 8out」と3つ表示されるので「Kontakt 5 8out」を選択しましょう。
「Kontakt 5」が起動しました。
先ほど「Kontakt 5」「Kontakt 5 16out」「Kontakt 5 8out」と3つ表示されたのはプラグインの出力先の数を選択できる使用になっています。「Kontakt 5 8out」は出力先をモノラルで8個用意してくれます。下の写真は4つしか出力先が表示されていませんが、これはステレオになっているからです。ステレオ1個分がモノラル2個分に相当します。
「Kontakt 5 16out」を選択した場合はモノラルで16個分の出力先を用意してくれます。ちなみに「Kontakt 5」を選択するとモノラルで64個分の出力先を用意します。ちょっと多すぎですね。
出力先が複数できるメリットは各音色ごとに出力先を分けることで、それぞれにオーディオエフェクト(プラグインエフェクト)をかけることができます。通常は一度MIDIデータをオーディオデータに変換してからオーディオエフェクトをかけたりしますが、その手間が省けるのはとても便利です。
とは言っても、初めて「KOMPLETE ELEMENTS」を使ってみようとしている方はちょっと難しい話になりますので、まずはこの出力先を気にしないで音色を読み込んで使ってみるから始めてみることをオススメします。
ですので、ひとまずは出力先が少なく表示される「Kontakt 5 8out」を選んでおくと覚えておきましょう。
次回は「KOMPLETE ELEMENTS」の音色の読み込み方を説明します。
https://blog.otomanavi.com/2016/07/08/2016-07-08-003000/