MIDIの音符のタイミングを自動で補正
MIDIキーボードなどを使ってリアルタイムで音符を録音することをリアルタイムレコーディングといいます。
MIDIキーボードを使うことによって音符の入力スピードが上がるのでとても便利な入力方法です。
この便利なリアルタイムレコーディングなのですが、録音されたMIDIデータは鍵盤を弾いたタイミングがそのまま反映されるので譜面で見ると少々見ずらい譜面になってしまいます。
また音のタイミングがずれるということは入力したデータを再生して聴いてみた時にずれて聴こえるということでもあります。これは下手な演奏に聴こえてしまうのでちょっとまずいかもしれませんね。
そんな時にはクォンタイズという便利な機能があります!
クォンタイズはリアルタイムレコーディングでタイミングがずれた音符をジャストのタイミングに修正してくれる機能なんです。
実際に下の写真のようにずれたデータにクォンタイズをかけてみましょう。
矢印カーソルボタンを点灯させ修正したい音符の範囲をドラッグして選択します。
「編集」→「MIDIトラック編集」→「クォンタイズ」を選択します。
「MIDIトラック編集」ダイアログが表示されます。クォンタイズのタブが選択されている状態で表示されます。
タイミング修正したい音符のグリッドを選択します。これは自分が弾いた一番小さい細かさの音符に合わせましょう。例えば16分音符で演奏しているのに8分音符でクォンタイズをかけてしまうと音符が8分音符のタイミングに合わさってしまい音符が重なってしまいます。
今回は自分で弾いた音符の細かさは4分音符だったので、クォンタイズで選択できる最大の大きさの8分グリッドを選択します。
「実行」をクリックするとクォンタイズが反映されます。
音符の頭のタイミングがジャストになりました。
スコアエディタ(譜面)で見てみると綺麗な音符で表示されているのがわかります。
鍵盤などで弾いて入力される場合などにはクォンタイズはとても便利な機能です。ぜひご活用ください。