ドレミファソラシができるまで
みなさんもよく知っている音階のドレミファソラシ
なぜドレミファソラシと呼ぶようになったのか知っていますか?
今回はドレミファソラシの起源についてお話してみます。
ドレミファソラシは聖ヨハネ賛歌の歌詞から作られた
時は11世紀のイタリア
グイド・ダレッツォという人物によって考案されたそうです。
修道僧で音楽の教師でもあった彼は「聖ヨハネ賛歌」が各節で音が1音ずつ高くなっているところに目をつけました。
そしてその各節の歌詞の頭文字を取って音名にしました。
それがドレミファソラシになります。
聖ヨハネ賛歌の歌詞(ラテン語)
Ut queant laxis
resonare fibris
Mira gestorum
famili tuorum
Solve Polluti
labii reatum
Sancte Johannes
歌詞の意味
あなたの僕(しもべ)が
声をあげて
あなたの行いの奇跡を
響かせることができるように
私たちのけがれた唇から
罪を拭い去ってください
聖ヨハネ様
青い文字の頭文字を呼んでいくと
Ut – Re – Mi – Fa – Sol – La
「Ut」は言いずらいので、発音しやすいように「Do」と呼ぶようになったようです。
Do – Re – Mi – Fa – Sol – La
「ドレミファソラ」までできましたね!
そして一番下の「Sancte Johannes」は頭文字を取るとSJになりますが、「J」を「i」の異字体とみなして「Si」になりました。
Do – Re – Mi – Fa – Sol – La – Si
これでイタリア語の音名である「ドレミファソラシ」の完成です。
音を聞くことができる動画になります。確認しながら見てみてください。
www.youtube.com本当かどうかはわかりませんが、この聖歌のメロディをグイド自身が作曲したのではないかとする説もあります。なんでも音階を覚えやすくするためだとか。今となっては謎のままですね。。