オーディオスナップでプロジェクトのテンポに従う
MIDIデータとオーディオデータが混ざった楽曲のテンポを変えた時にオーディオデータだけがずれてしまったという経験ありませんか?
実はオーディオデータはオーディオデータ自体に独自のテンポを持っています。
例えばテンポ120で録音されたギターのオーディオデータは120というテンポを持っています。
ですのでSONAR(プロジェクト)の方でテンポを指定してあげても、そのテンポには従ってくれないのです。常にオーディオデータは独自のテンポで再生されます。
そんなオーディオデータですが、SONARのテンポにしっかりと従わせる方法があります。
オーディオスナップという機能を使うのですが、結構便利なのでぜひ覚えて使ってみてください。
まずは目的のオーディオデータ(クリップ)をクリックして選択します。
画面左側のインスペクタ画面の「Clip」をクリックして点灯させ、「AudioSnap」をクリックしましょう。
「有効」の四角をクリックしてチェックマークを入れます。
チェックマークが入ったらもう一度、オーディオのクリップをクリックしましょう。
「プロジェクトのテンポに・・」の四角をクリックしてチェックマークを入れます。
このようにチェックマークが二つ入った状態になればOKです。
テンポを変えて試してみましょう。最初のテンポは110でした。
テンポを90にしてみてもオーディオデータはずれずにSONARのテンポに従ってくれています。
オーディオスナップを使うことでオーディオデータをよりMIDIと同じ感覚で扱えるようになります。
テンポの変更は変更幅が大きすぎたり、元のテンポよりテンポを下げた時に粗が少し出てきます。オーディオデータにノイズが乗ってしまうのです。
テンポを早くする分にはほとんど違和感がないと思います。いろいろとテンポを変えてみてお試しください。