舞台などで使う言葉「上手」と「下手」
みなさん、舞台で使う「上手」と「下手」という言葉を聞いたことはありますか?
「じょうず」と「へた」
ではありません。これは
「かみて」と「しもて」
と読みます。
文字に書くと区別しにくいですね。
上手、下手は舞台用語で舞台(ステージ)の左右を区別する言葉になります。
お客さんから舞台(ステージ)を見て右側が上手、左側が下手になります。
舞台用語になっているので、ピアノの発表会などでもこの言葉を使います。
ではなぜこんな呼び方をしているのでしょう?
右手、左手でもいいのでは?
右手、左手ではだめな理由があるんです。
右手、左手と表現すると舞台の上からみた時と、観客席から見た時で左右が逆転してしまいます。
それでは自分の立ち位置によって変わってしまいますね。
どこから見ても統一できるように上手(かみて)と下手(しもて)で表しています。
ちなみに英語では上手を stage left、下手を stage right と呼びます。
舞台から見た左右で表しています。