ソフトシンセの説明書に書いてあるスタンドアローンって何ですか?
ソフトシンセ(ソフト音源やプラグインシンセなどとも言います)を買う時にHPなどで動作環境などを見ているとスタンドアローン「Stand Alone」という言葉が書かれていたりします。
このスタンドアローンって何なんでしょう?
スタンドアローンとは読んで字のごとく、自分だけで「単体で起動、動作できるもの」のことをいいます。
通常ソフトシンセは音楽ソフト(DAW)の中で起動して音源として使用するのが一般的な使い方になりますが、スタンドアローンに対応しているソフトシンセは音楽ソフトがなくても、ソフトシンセ単体で起動して動くことができるということです。
ではスタンドアローンで使う場所とメリットはあるのでしょうか?
ソフトシンセは楽曲を作る時の音源という使い方が多いと思いますが、実はそれ以外にも使う場面があったりします。
それはライブの時の音源として使用する方法です。
最近よくライブでもパソコンを立ち上げていて、その横でキーボードを弾いている方を見かけたりしますね。
あれはパソコンの中で起動させたソフト音源を音源としてキーボードで弾いているのです。
昔はパソコンのスペックが悪かったので、鍵盤押してから音が出るまでに遅れ(レイテンシーといいます)がありました。
そんな状態では弾くことができないのでライブでは使えなかったのですが、最近はパソコンが高性能になったおかけで遅れも気にならないレベルになりました。
次にスタンドアローンで使うメリットですが、音楽ソフトを起動させるとその分、パソコンのパワーを使ってしまいます。スタンドアローンでソフトシンセを使うことでパソコンの負荷を減らすことができるんです。
このようにスタンドアローンに対応したソフトシンセはいろいろな場面で使うことができるものだと覚えておきましょう。