AUTOハーモナイズ機能を使ってさらに細かくハーモニーを作る
ポップスでもよく見かけるハモリのパート、「AUTOハーモナイズ」という機能を使うことで簡単に作ることができます。
AUTOハーモナイズ機能の紹介は前回の記事をご参照ください。続きになってますのでまずは前回の記事から読まれることをオススメします。
https://blog.otomanavi.com/2016/08/09/2016-08-09-160605/
今回はさらに細かくハーモニーを作りこんでいこうと思います。
そこで紹介するのが「FIX」モードです。
「FIX」モードでは作り出すハーモニーのINTERVAL(音程)を自由に指定することができます。
音程が書かれたところをクリックすることで音程を選択できます。
「INTERVAL」で音程を選んだら次に「AUTO CORRECT」を選択します。
この選択によって作られるハーモニーが変わってきます。
まずは「OFF」を選択してみます。選択は四角をクリックして緑色に点灯させます。
「OK」をクリックします。
出来上がったものがこちらです。
指定した音程できっちりとハーモニーを作ってくれました。
ですが、ハ長調でこれだけシャープやフラットが付いてしまってはちょっと微妙な響きになってしまいます。
次に「CHORD」で試してみました。
これは指定した音程で作ったハーモニーで調以外の音が出てきてしまっている箇所をコードの構成音に置き換えてくれています。
実際にハーモニーを作る時にも同じようなことをするので、これを自動でやってくれるとはかなり実用的な機能だと思います。
こんどは「KEY」で試してみました。
これは先ほどと同じく、指定した音程で作ったハーモニーで調以外の音が出てきてしまっている箇所を調(KEY)の音に置き換えてくれています。
これもハーモニーを作る時によくやる作業なので、これを自動でやってくれるのは助かります。こちらもかなり実用的ですぐに使えそうな機能ですね!
このように「FIX」モードではさらに細かいハーモニーを作ることができます。
音程などを選択する時に楽典の知識が多少必要になるかもしれませんが、頑張ってでも使う価値があるとても実用的な機能だと思います。