詞先・曲先
みなさんこんにちは、オトマナビで作詞コースを担当しているエンドウです。
今回は詞先と曲先というお話をしてみたいと思います。
歌の作り方には、基本的には二通りの方法があります。
ひとつは、作詞家が先に歌詞を書き、それに作曲家が曲を付けていく方法。
詞が先なので「詞先(しせん)」と言います。
その逆、作曲家の作った曲に作詞家が言葉を当てはめていく方法、これを「曲先(きょく
せん)」、またはメロディーが先ということで「メロ先(せん)」と言います。
作詞コンテストやオーディションでは、詞先での募集が多いようですし、子供の歌、あるいは特定の決められた言葉を入れなくてはいけない種類の歌……校歌やCMソングなど……の場合もやはりこの方法が主流のようです。
ただいわゆるJポップと呼ばれる歌の場合は、今のところ曲先での歌作りがほとんど。
したがって、どこかのオーディションに自分の作品を出し、そこからプロを目指したいと思っている方などは、この詞先・曲先の両方での歌詞作りが出来ることが必要になってきます。
ここまで読んできて……譜面は苦手だし、楽器もできないし、自分は曲先はできそうもないし困ったナ、なんて思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
安心してください。
曲先の場合、譜面だけで曲が作詞家に渡されるということは100%ありません。
渡されるのは作曲家が作ったデモと呼ばれる音源なのです。
そこには作曲家が作ったメロディーとオケと呼ばれるサウンドが入っているのです。
つまり作詞家は、そのメロディーに合わせて言葉を入れていけばいいということなのです。
そういった曲先レッスンも、オトマナビでは学ぶことができます。
ぜひ楽しみながらトライしていきましょう。
あなたの作詞生活に新しい世界が開けるかもしれませんよ。
作詞家、遠藤幸三先生によるインターネット(メール)を使った作詞の添削レッスンになります。ご自身で書かれたオリジナルの作詞をプロに添削してもいましょう。