初音ミク

初音ミクV4X 入力講座ちょっと上級編3(E.V.E.Cの子音拡張を使ってみる)

 E.V.E.Cの子音拡張を使ってみよう

E.V.E.Cの発音拡張のオプションのようなものなのですが、「Mid/Soft」「Accent/Strong」のどちらかを選択した場合にのみ「子音拡張」というものが利用できます。

子音拡張は子音を連続して入力してくれる機能で、発音する言葉を強調してくれる効果があります。

赤く囲った部分が子音拡張

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子音拡張は

「なし」「×2」「×3」「×4」

と用意されています。

通常は「なし」の状態になっていますので、「×2」「×3」「×4」のどれかをクリックして点灯させることで効果がでます。

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まず子音拡張を入れると音の表示がどう変わるか見てみましょう。

これが何もしていない状態の音です。「わ」とだけ表示されています。

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音素記号を表示させましょう。

右上の赤く囲った部分をクリックすることで「わ」の右側に[w a]という音素記号が表示されます。

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この状態で子音拡張を「×2」で設定してみます。

さきほど[w a]と表示されていた音素記号が[w*2 w#6 a]となりました。

*2というところが「×2」を選んでいるという意味になります。

「×3」なら*3、「×4」なら*4と表示されます。

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実際の聞こえ方はどうなるのか、差が分かりやすくなるように「×4」で「こんにちわ」という5つの音に子音拡張をかけてみました。

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結果は文字によってかかり方が変わってくるようです。

「こ」「ち」は巻き舌っぽく少し前から発音しました。

「わ」は若干ためて歌っているように聞こえます。

使い方としては言葉を強調したい箇所があった時に子音拡張を入れてみてかかり方を確認しながら使っていくのがいいと思います。