「Green-eyed monster」
LINDBERG(リンドバーグ)の歌に「Green eyed Monster」というタイトルの歌があります。
歌詞の中にも「目を光らせながら狙ってるアイツはGreen eyed Monster 誰も逃げられない」と登場する言葉です。この「Green eyed Monster」は、いったいどんな意味を持つのでしょうか。
「Green eyed Monster」=目が緑色の怪物ではない?
「Green eyed Monster」は直訳すると「目が緑色の怪物」。しかし、英語圏では「Green eyed Monster」は「嫉妬の感情」を意味する慣用句です。これは、シェイクスピアの作品『ベニスの商人』と『オセロ』で用いられたことが由来とされています。また、現代のイギリスの口語では「嫉妬深い」ことを「Green eyed」と言うそうです。ヨーロッパの言語の中には緑色=嫉妬を連想させるようで、「Green eyed Monster」という表現だけでなく、「green」という単語単体でも、嫉妬の感情と関連付けられています。緑色といえば、植物や自然、癒しを想像する人も多いかもしれません。緑が嫉妬の感情を表すのは少し意外性がありますね。
LINDBERG(リンドバーグ)の「Green eyed Monster」も嫉妬という意味で納得
LINDBERG(リンドバーグ)の「Green eyed Monster」、私は最近まで、「緑の目をした怪物」が登場する、少しファンタジーな歌詞だと勝手に解釈していました。しかし、「嫉妬」という意味を知ると、この歌詞はこの歌詞はまた違った聴こえ方をします。あらためて聴いてみると、「飾らない素顔の私でいたい」「アレコレ着飾って疲れてしまった心」「ウソついても見栄はっても」などのフレーズに、なんとなく他人と比べてしまう世間や自分自身を嘆く気持ちが表れているように思います。
色の持つ色々な意味を知り、作詞に活かそう
「Green」以外にも、色は色々な意味を持っています。そして、色は感情とリンクした意味を持つこともあります。例えば、赤は情熱や興奮、青は落ち着きや悲しい気持ちを表します。また、一般的に言われている意味とは別に、なんとなくその色から受け取る印象もあるでしょう。色の持つ意味は様々ですが、歌詞の中で、直接的に気持ちを書かずとも、色を用いることで感情を伝えることができます。作詞でありきたりな表現に悩んだ時、色の持つ印象や意味を活かすことで、オリジナリティあふれる歌詞を目指せるのではないでしょうか。
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