オトマナビ講師の侘美(タクミ)です。
楽譜作成ソフトには「finale」以外にも、「Sibelius」「Dorico」「スコアメーカー」「Muse score」など、いつくか選択肢があります。正直なところ、当然楽譜作成はできるのですが、それぞれ有利になる特徴があるのも事実です。ここでは「なぜfinaleをチョイスするのか?」そのポイントをまとめます。
選ぶ理由は下記のとおり。
・理由①:ユーザー数が多い
・理由②:楽譜出版社への入稿や、音楽関係者同士のファイル共有がより現実的
・理由③:知人やスクールによるサポートを受けられる
理由①:ユーザー数が多い
日本語環境で使えるようになったのが、1996年のヴァージョン3.5.2ですから、かれこれ24年前から、筆者は使い続けています。もちろん、周りにはその頃からのユーザーも現役でいますから、もはや老舗ソフトといってもよいでしょう。それだけ国内ユースでは歴史と実績がありますから、普及率が高めというのが、一番のアドヴァンテージです。
理由②:楽譜出版社への入稿や、音楽関係者同士のファイル共有がより現実的
finaleユーザーが多いのが事実なので、出版社などへのデータ入稿はfinaleであれば、とくに問題ないでしょう。もちろん他の楽譜作成ソフトでも対応できるとは思いますが、OSやヴァージョンなどの違いなどによるトラブルは、楽譜に限ったわけではないですが、多く見られるのも事実です。
友人、知人の音楽家ではfinaleを使える人、もっている方というのは、結構な確率でいらっしゃると思います。PDFやファイル変換なしで、ファイル同士をやりとりして閲覧したり、編集を加えたりということも可能なのは、大きな利点であります。
理由③:知人やスクールによるサポートを受けられる
Finale自体は、正直に言うと、あまりとっつきやすいソフトとは言いきれないところがありますが、その分、わりかし、どんな表記でも頑張ればなんとかなる、融通が付くというポイントがあります。
そのため、古くからのユーザー同士の裏技やtips的なノウハウが、かなり溜まっているのも大きいでしょう。あれができない、これができないといったことに、先人達のアイディアが大変有用です。
まとめ
いってみれば、使いやすさや善し悪しはさておきfinaleは楽譜版WordやExcelのような位置づけのソフトなのです。
楽譜に関わる方ならば、とりあえずは、なんとなく使えると、便利でどこかしらで重宝されます。