作詞

促音(そくおん)・拗音(ようおん)・長音(ちょうおん)の数え方

促音(そくおん)・拗音(ようおん)・長音(ちょうおん)の数え方

みなさんこんにちは、オトマナビで作詞コースを担当しているエンドウです。

今回は「促音(そくおん)・拗音(ようおん)・長音(ちょうおん)」というお話をしてみたいと思います。

基本的に、歌詞は1番と2番は同じ形式、同じサイズで書く必要があります。

つまり、1番の一行目が「4音+3音」……たとえば「あしたは(4音)はれる(3音)」のようなフレーズ……で作られていたら、2番の一行目もそれと同じ音数で作ることが好ましいということになってきます。

ではその時、「きっと」「そっと」のように小さい「っ」が入る促音の音数はどのように数えていけばいいのでしょう。

あるいは「きゃ」「きゅ」「きょ」のような拗音や、「スーパー」のような「-」の入る長音は……。

今回は促音・拗音・長音の音数の数え方について説明していくことにしましょう。

歌詞で使われる言葉は、すべてメロディーが付き音になるためのもの。

頭の中でタタタタ・タタタタと……できれば8分音符が刻まれていくイメージで……リズムをとってみましょう。

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そのリズムをキープしたまま「あしたは」と言ってみましょう。

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すると「タタタタ」は「あしたは」という言葉を伝えるために4つの音の長さを使っていることが確認できると思います。

同じように促音が入った「きっと」で試してみると……タタタと3音を使って言っていることが分かります。

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つまり小さな「っ」は、それだけで1音であるということですね。

では拗音が入った、たとえば「とうきょう」は……タタタタ、4音ですね。

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タタタタタと5音にしてみると、「とうきよう」と聞こえてしまい、音としての小さな「ょ」が感じられなくなってしまいます。

つまり「きゃ」「きゅ」「きょ」などは(小さな「ゃ」なども入れて)ふたつの文字で1音ということです。

同様に長音「-」も、それだけで1音だと、試してみると分かってくると思います。

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歌詞で使われる言葉はすべて音になるためのもの、ということを理解していくことで、音数の数え方も理解できるようになってきますよ。

「作詞添削レッスン」

作詞家、遠藤幸三先生によるインターネット(メール)を使った作詞の添削レッスンになります。ご自身で書かれたオリジナルの作詞をプロに添削してもいましょう。