ギターストロークシミュレータで簡単にギターストロークが作れます!
ギターでコードを「じゃらーん」とかき鳴らす奏法をストロークといいます。
ストロークには上から下に向けてかき鳴らすダウンと、下から上に向けてかき鳴らすアップがあります。
このギターのストロークですがMIDIでこれを再現することができます。
ギターのコードを打ち込んだ後にコードの音が同時に鳴らないように、低い音の弦から順番に発音タイミングをずらしていくとダウンストロークになります。アップは逆に高い音の弦から順番にずらしていきます。
理屈はずらせばいいのかとわかるのですが。。
実際にやってみるとなかなかしんどい作業だとわかります。アレンジでギターストロークを入れるのをやめようかなと思ったりしちゃうかもしれません。
そんな手間のかかるストロークですが、ABILITYやSinger Song Writerを持っている方は大丈夫です!
なんと!ABILITY、Singer Song Writerではストロークのシミュレートを代わりにやってくれる機能がついているのです!
この機能だけプラグインか何かで売り出しても売れるのではないかと思うくらいとても便利な機能です!
今回はその機能を紹介していきましょう。
まずはギターのコードを先に入力しておきます。
ラバーバンドモードボタンを点灯させてから入力した音をドラッグして選択します。
「ツール」→「MIDIプラグイン」→「ギターストローク」を選択します。
ギターストロークシミュレータが表示されます。
ストロークのスピード(どれくらい音をずらすか)を決めます。ここは楽曲のテンポによっても変わってくるので、ストロークスピードを決めたら「試聴」ボタンで試聴してみましょう。
「OK」をクリックするとデータに反映されます。
ピアノロールビューで見てみると後ろの音の長さが変わっているのがわかります。でも発音のタイミングなので音の頭がずれるのでは?と思いますよね。
実際の反映されたデータの中身をステップエディタで見てみると・・・
Devの値(音が鳴るタイミングの値)が変わっています。
ABILITYやSinger Song WriterではDevを使うことで見た目のタイミングは同じでも発音される時に発音タイミングを変えることができます。ストロークのずらしはこの機能を使って表現しています。
この機能のおかげでデータをコピーする時などに、データの頭がずれずにコピーできるのでとても便利です。Devは他のDAWにはないABILITYやSinger Song Writerだけの表現です。
※ステップエディタはABILITYにしかついていません。ステップエディタがないSinger Song Writerでもデータは同じように反映されています。
いかがでしたでしょうか?
ギターストロークが簡単にシミュレートできる機能でした。
他のDAWを使っている人にも一度は試していただきたい機能です!