グルーブクォンタイズでプロのグルーブを手に入れる!
前回ご紹介したクォンタイズはずれてしまった音をジャストのタイミングに修正してくれる機能でした。
クォンタイズの記事はこちらから
https://blog.otomanavi.com/2016/07/16/2016-07-16-232933/
このグルーブクォンタイズは、タイミングをジャストに修正するのではなく、タイミングのずれやベロシティ(音の強弱)、いわゆる演奏のノリ(グルーブ)になる情報をMIDIデータに付加してくれる機能です。
例えばプロのドラマーの方が叩いたリズムをMIDIデータ化してグルーブクォンタイズのプリセットとして用意しておきます。
そうすると私たちはドラムのデータにグルーブクォンタイズをかけることで、そのプロのグルーブをボタン1つで再現できるようになります!
これは何気にすごい機能です!
さっそく使い方をご紹介していきましょう。
まずはドラムを入力しておきます。
「編集」→「MIDIトラック編集」→「グルーブクォンタイズ」を選択します。
矢印カーソルボタンを点灯させ、ドラッグして範囲を選択します。
MIDIトラック編集ダイアログがグルーブクォンタイズタブが選択された状態で表示されます。
まずはグルーブファイルを選択します。
グルーブファイルを選択すると、その中に収録されているパターンが表示されます。ここから1つクリックして点灯させます。
選択グリッドを指定します。入力してあるデータの細かさに合わせてグリッドを選択します。
GT、Vel、Devの値を選択したデータにどれくらい反映させるのかを選択できます。
最初はこのままの設定で試してみて、後から微調整していくといいでしょう。
一通り設定が終わったら「試聴」ボタンをクリックして試聴してみましょう。
「実行」ボタンをクリックするとデータが反映されます。
データが反映されました。人の手では入力できない独特のノリが表現されています。
グルーブクォンタイズはお手軽にプロのグルーブを再現できます。いろいろなグルーブがプリセットとして用意されているので試してみてください!