ABILITY

トランスポーズって何だ?

トランスポーズで楽曲の音の高さが変えられます

音楽ソフト(DAW)は作った楽曲の楽曲全体の音(ピッチ)の高さを好きなように変えることができます。

この楽曲全体の音の高さを変えることを移調するといいます。

調(ポップスではkeyともいいます)を変えるので移調ですね。

この移調することをトランスポーズするともいいます。

音楽ソフトによっては移調と言ったり、トランスポーズと言ったりで表現がさまざまですが同じ意味になります。

SSW、ABILITYでは移調、SONARではトランスポーズで表示されています。

移調というと難しく聞こえるかもしれませんが、皆さんももしかしたら一度は体験しているかもしれません。

それはカラオケ屋さんのキーの上げ下げです。

カラオケでは楽曲のキーを変えることで音の高さが変わりますね。

あれは楽曲全体を移調しているということになります。

この移調ですが、基本はMIDIデータでのみ行うことができる操作になります。

MIDIのデータは一度入力したものを何度も直すことができるのが特徴でありメリットですね。

ただ最近はオーディオデータもよく扱うようになってきたので、SONARなどではトランスポーズをする時に、オーディオデータも含めて一緒にトランスポーズすることができるようになっています。

ただしオーディオを含むトランスポーズは移調する範囲(音の高さの幅)が大きくなるとオーディオデータにノイズが乗ってしまったりするので注意が必要です。

移調(トランスポーズ)をするメリットとしては、楽曲を作る時は簡単な調(key)で作ってボーカルに合わせてデータを移調させるといった使い方ができます。

また楽曲は移調することで聞こえ方がだいぶ変わってきます。

シャープ系のkeyでは明るく、フラット系のkeyでは少し暗めな雰囲気になります。

作った楽曲のkeyを変えることでより楽曲が魅力的に聞こえるようになるかもしれません。一度お試しください!

最後に注意点としまして、移調した時に音が楽器の音域外に移動してしまうことがあります。特にベースとか注意が必要です。そういったものは移調後に手動で修正してあげましょう。