歌詞の持つ「音」を気にしていますか?

いい歌詞だな、と思うときに、歌詞に使われている言葉の意味や内容を気にする人は多いかもしれません。でも、実は歌詞の内容だけでなく、言葉の音の気持ちよさが「いい歌詞だな」と思わせているかもしれません。ここでは、歌詞に使われている言葉の持つ「音」の側面について解説していきます。

母音、子音とは?

皆さんは、母音と子音を意識して歌詞を書いていますか?母音とは日本語でいうと「ア・イ・ウ・エ・オ(a・i・u・e・o)」の音のことを指します。子音は母音以外の音を指します。母音が「あ」である文字は「あ・か・さ・た・な・は・ま・や・ら・わ」です。それぞれの文字を「あーかーさーたーなー」と伸ばして発音すると母音が「あ」であることがわかります。

歌詞は基本的に耳で聞くもの。音やメロディによって、似合う音とそうでない音があります。

サビの頭に使われやすい言葉がある?

母音が「あ」である文字を発声するとき、口を大きく開きますね。そのため、母音が「あ」の言葉は、聞いた人に力強さや明るい印象を与える効果があります。

そのため、サビの頭や歌い出しであるAメロの頭には、母音が「あ」の言葉が使われることが多くなっています。

たとえば、いきものがかりの水野良樹さんは歌詞を書くときに「サビ頭の母音を『あ』にする」そう。その理由として「路上ライブでお客さんの心をつかむために強い音をあてる」としています。

実際にいきものがかりのヒット」曲をいくつか見ていくと、サビ頭の薄母音が『あ』であることが多くなっています。知っているとちょっと面白い作詞テクニックですね。

参考サイト : Real sound  いきものがかり・水野良樹が『バズリズム』で作詞法明かす「サビ頭の母音を『あ』にする」

https://realsound.jp/2015/11/post-5173.html

いきものがかりのサビの頭の歌詞一例

「”ありがとう”って伝えたくて」(引用元:『ありがとう』/いきものがかり)

「会いに会いに会いにいくよ たいせつな君のところへ」(引用元:『会いにいくよ』/いきものがかり)

「サヨナラは悲しい言葉じゃない」(引用元:『YELL』/いきものがかり)

「帰りたくなったよ 君が待つ街へ」(引用元:『帰りたくなったよ』/いきものがかり)

「風が吹いている 僕はここで生きていく」(引用元:『風が吹いている』/いきものがかり)

「ダーリン ダーリン 心の扉を 壊してよ」(引用元:『気まぐれロマンティック』/いきものがかり)

「さくら ひらひら 舞い降りて落ちて」(引用元:『SAKURA』/いきものがかり)

「アイジャナイト ユウジャナイト 愛なんて」(引用元:『NEW WORLD MUSIC』/いきものがかり)

「飛翔(はばた)いたら 戻らないと言って」(引用元:『ブルーバード』/いきものがかり)

 

まとめ

音に注目して歌を聞いてみよう

言葉の持つ「意味」だけでなく「音」を意識して歌を聞いてみると、今までに感じたことのない歌詞の魅力に気づきますね。自分の好きなアーティストの歌詞の言葉の特徴を探してみるのも面白いかもしれません。このように、少し視点を変えて歌詞を楽しむことも、作詞の勉強のひとつなのです。

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