皆さんにとって「懐かしい歌」というとどんな歌を思い浮かべるでしょうか?自分が小学生の頃に聞いていた曲、好きなアニメの主題歌など、いろいろと思い浮かぶと思います。実は、ある研究結果によると、音楽の好みに影響を与えている年齢があるそう。今回は、「懐かしい歌」の正体に迫ってみようと思います。
「懐かしい曲」の正体①14歳の頃に聞いていた曲
『NY Times』によると、リスナーの生まれた年が音楽の好みを左右しているとの研究結果が。とくに、14歳の時に聞いた音楽が私たちの音楽の好みに最も重要な影響を与えるとのことです。
さらに、男女間の違いもあり、男性の最も好きな曲は14歳の時にリリースされた曲で、女性の場合は男性より少し早く、11~14歳の時に聞いた音楽の影響が大きく、平均13歳の時にリリースされた曲が最も好きな音楽になるそう。
また、女性のほうが男性より幼少期に受ける影響が大きいとも。さらに、20歳のときに聞く音楽は10代の時に聞いた音楽の半分ほどの影響力しかないそうです。
皆さんが懐かしいと思う歌も、もしかしたらこの年齢幅に入っているかもしれませんね。
「懐かしい曲」の正体②ある時期繰り返し聞いていて、今は聴かない曲
とはいえ、年齢以外にも「懐かしさ」を作る要素はいくつかあると考えています。
「懐かしい」ということは、最近は聴いていない、ということの裏返しでもあります。「ある時期に良く聞いていた」、そして「最近はあまり聴かない曲」も懐かしさを作る要素と言えそうです。
たとえば、「テレビの歌番組や広告で耳にしない日はないほど大ヒットした曲」「よく見ていたアニメやTV番組、ゲームなどの曲」「小さい頃から家や車の中で流れていた曲」など、様々な理由で繰り返し耳にしていた曲などが挙げられるでしょう。
「懐かしい曲」の正体③強い想い入れのある曲
さらに、「強い思い入れのある曲」も「懐かしさ」を作っていると考えられます。たとえば、「失恋した時に聴いていた曲」「試合のレースの前に緊張を抑え、集中するために聞いていた曲」「自分が初めて好きになったJ-POP」など、自分の思い出や強い気持ちとリンクした曲は、懐かしさを呼び起こすのではないでしょうか。
みなさんの「懐かしい曲」はどれに当てはまっていましたか?「懐かしい曲」は、最近テレビ番組などでもよく特集が組まれ、目にする機会が多いかもしれません。ヒットして毎日耳にするようなヒット曲を作った場合は別ですが、基本的に作詞家や作曲家など、楽曲の作り手は「懐かしさ」を狙って作ることはできません。あくまで「懐かしさ」は楽曲の受け取り手、リスナーが楽曲に付けてくれる価値。音楽は作り手だけではなく、リスナーがいてこそ成り立つということを改めて確認しておきたいですね。
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