インスパイアソングとは?オープニング曲、エンディング曲、劇中歌との違い
インスパイアソングのインスパイアには、「影響を受ける」「刺激を受ける」などの意味があります。インスパイアソングとは、直訳すると、「作品に影響を受けて作られた曲」となります。
映画やドラマ、アニメにはオープニング曲やエンディング曲、劇中歌などがありますね。これらは作品の公開前に、その作品の一部として楽曲が作られます。そのため、基本的に作品の公開と同時に発表されます。しかし、インスパイアソングは作品に影響を受けたところから楽曲作りがはじまるため、作品の完成後に発表されることもあるのが特徴です。そのため、オープニング曲やエンディング曲、劇中歌のように作品の中でインスパイアソングが流れることはないというのも特徴です。
インスパイアソングの代表例
「インスパイアソング」として代表的なのが、Awesome City Club「勿忘(わすれな)」。映画『花束みたいな恋をした』のインスパイアソングとなっています。
また、SHE’S「Chained」は映画『そして、バトンは渡された』のインスパイアソングとなっています。
Awesome City Club「勿忘(わすれな)」は、メンバーが作品に出演するご縁があり、作品を知る中で感銘を受け、映画から感じたものをテーマに曲を作りたいという希望から生まれた歌だそうです。
(出典:映画「花束みたいな恋をした」のインスパイアソング「勿忘」が話題のAwesome City Club ニューアルバム『Grower』インタビュー)
また、SHE’S「Chained」は、映画の世界観に寄り添った楽曲にしたいというプロデューサーの思いから、インスパイアソングのアーティストを募集という流れがあったそうです。
(出典:SHE’S、映画『そして、バトンは渡された』のインスパイアソング担当 約200組の応募アーティストの中から抜擢)
どちらも、作品をもとに作られた歌だということがわかりますね。
作品の世界を広げるインスパイアソングの可能性
現状、「インスパイアソング」と呼ばれているものは
・Awesome City Club「勿忘(わすれな)」
・SHE’S「Chained」
の2曲で、ともに映画作品のインスパイアソングとなっています。しかし、この2曲に限らず、過去にもインスパイアソングと言えるものはあるのではないかと推測します。たとえば、YOASOBI「夜に駆ける」は小説「タナトスの誘惑」を、「群青」は漫画「ブルーピリオド」をきっかけに作られているそう。これも作品から感じたものをテーマに曲を作るという点では「インスパイアソング」と言えるかもしれません。
作品の世界を広げるインスパイアソングは今後も増えていくのではないでしょうか。
作詞の練習にインスパイアソングを取り入れてみよう
歌詞の中で登場人物や情景、ストーリーをうまく表現できないことがあるかもしれません。ゼロから自分でオリジナルのストーリーを作るとなると、難しくて筆が進まないことも。自分の好きな映画やドラマ、小説やアニメなどをもとに、そこから感じたものを歌詞に落とし込んでみるというのも作詞の練習になるはずです。
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