グルーブクォンタイズのグルーブを調整してみよう
前回はグルーブクォンタイズのかけ方についてご紹介しました。
かけ方の手順は過去記事「グルーブクォンタイズのかけ方」をご参照ください。
今回はこのグルーブクォンタイズでかけるグルーブの割合などを調整する方法をご紹介します。
この部分をうまく調整することで自分のイメージに近いグルーブをつけることができるようになります。
ドラムパートにグルーブクォンタイズをかけるとこの画像のように音符の発音タイミングとベロシティに変化が見られました。
![f:id:otomanavi:20170220173823j:plain f:id:otomanavi:20170220173823j:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/otomanavi/20170220/20170220173823.jpg)
今回はグルーブクォンタイズをかける時にこの赤く囲った部分を調整しながらかけていきます。ここがグルーブがかかる割合になってきます。
![f:id:otomanavi:20170220173825j:plain f:id:otomanavi:20170220173825j:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/otomanavi/20170220/20170220173825.jpg)
試しに「タイム」の値を0にしてみましょう。
タイムは音符の発音タイミングになります。
0にしたことによってタイミングはずれなくなり、ベロシティだけが変更されているのがわかります。
![f:id:otomanavi:20170220173827j:plain f:id:otomanavi:20170220173827j:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/otomanavi/20170220/20170220173827.jpg)
今度は「タイム」を70%くらい、「ベロシティ」を50%くらいでかけてみます。
どちらも100%でかけたときと比べてみましょう。
こちらが100%でかけた時
![f:id:otomanavi:20170220173823j:plain f:id:otomanavi:20170220173823j:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/otomanavi/20170220/20170220173823.jpg)
「タイム」を70%、「ベロシティ」を50%でかけた時
![f:id:otomanavi:20170220173829j:plain f:id:otomanavi:20170220173829j:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/otomanavi/20170220/20170220173829.jpg)
音符の発音タイミングやベロシティなどのかかり具合が少なくなっているのがわかります。
このようにこの二つのパラメーターを調整することでグルーブをコントロールすることができます。
「オーディション」ボタンをクリックすることで実際にこんな感じでかかるといったように試聴ができますので、いろいろと試してみましょう。
![f:id:otomanavi:20170220174638j:plain f:id:otomanavi:20170220174638j:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/otomanavi/20170220/20170220174638.jpg)
ドラム以外のパートでは「デュレーション」が調整できます。
ドラムパートは音符の長さが関係ないのでデュレーションは調整不要です
デュレーションは音符の長さを調整するパラメーターです。
選択したグルーブに合わせて長さが調整されます。
![f:id:otomanavi:20170220173831j:plain f:id:otomanavi:20170220173831j:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/otomanavi/20170220/20170220173831.jpg)
試しにデュレーションを調整してみました。
音符の長さが変わったのがわかります。
![f:id:otomanavi:20170220173833j:plain f:id:otomanavi:20170220173833j:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/o/otomanavi/20170220/20170220173833.jpg)
デュレーションは100%でかけてしまうと、とても短い音符になってしまいます。
ドラムパート以外で使用する場合には試聴しながら長さを決めていきましょう。