作詞

ano「ちゅ、多様性。」のサビ「Get on chu!」の意味は?空耳を歌詞に取り入れてみよう

2023年にヒットしたano「ちゅ、多様性。」。「Get get get on! Get get get on!Get on chu!」と繰り返すサビが耳に残りやすい一曲です。年末の音楽番組などでも良く流れていたので、耳にした人も多いかと思いますが、この曲、サビで何と言っているのか気になったことはありませんか?今回は、ano「ちゅ、多様性。」を参考に、「空耳」について考えてみましょう。

「Get on chu!」っていったい何?

Get onは直訳すると「乗る」。Chu(キス)に乗る?と疑問に思った人もいるかもしれません。この歌詞は、意味よりも言葉の響きに重きを置いて作られています。

ano「ちゅ、多様性。」は、TVアニメ「チェンソーマン」7話のエンディングテーマに起用されており、サビの「Get get get on! Get get get on!Get on chu!」は、「チェンソーマン」に登場する「ゲロチュー」というシーンをもとに作られています。ゲロチューとは、ゲロを相手の口に流し込みながらキスをすること。そういったシーンが「チェンソーマン」に出てくるんですね。

 「ゲロチュー」をそのまま歌詞にすると刺激的すぎる

アニメを見た人なら「このシーンからこのフレーズが生まれたのか!」と納得するでしょう。ただし、アニメを知らない人にとっては、「ゲロチュー」はなかなかに刺激的なワードですよね。歌詞がそのまま「ゲロチュー」だったら、曲を聴くことで気分を害する人もいるかもしれません。しかし、「ゲロチュー」と聴こえるけれども別の気分を害さない言葉、「Get on chu!」を充てる、つまり「空耳」を使うことで「わかる人にはわかる」が「知らない人も問題なく聞ける」仕掛けを作っていると言えるでしょう。作詞家の「遊びごころ」が伝わるフレーズですね。

空耳は「言いにくいことを濁して言う」ときに使える方法

ウタ「新時代」のサビの歌詞で、「新時代は」と「信じたいわ」が使われていることも、空耳に似ていると以前のブログで書きました。また、YOASOBIの楽曲の訳詞は、たびたび「空耳」と称されるほど、元の歌詞と似た響きをしていることも書きました。

空耳は韻を踏むことに似ているので、聞いたときに2通りに聴ける面白さを作ることができます。しかし、それだけではなく、「Get on chu!」のように直接的に伝えにくいことを伝えるのに方法としても使えるのです(私自身、過去に同じように空耳を使って作詞をしたことがあります)。

歌詞に空耳を活用してみよう

ちょっと言いにくいことを歌詞で言いたいときに、空耳を活用してみるのも一つの方法です。空耳を使って歌詞を書くのは、実際けっこう楽しいもの。作詞家の腕が試されるという一面もあります。是非作詞に取り入れてみてください。

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