各チャンネルストリップにビルトインでCompGateが搭載されました!
各チャンネルストリップにビルトインでCompGateが追加されました。
まず「チャンネルストリップって何?」という方のために
ミキサーのチャンネル1つ1つのかたまりをチャンネルストリップといいます。
CompGateというエフェクトが、このチャンネルストリップの中にビルトイン(最初から組み込まれているという意味)されました。
使い方
電源ボタンをクリックして点灯します
エディットボタンをクリックするとエフェクターが開きます
CompGateが開きます
ABILITYの前バージョンの時にはEQ(イコライザー)がビルトインされていましたが、ABILITY2.0からはEQとCompGateの2つがビルトインされています。
これらのプラグインエフェクトは、通常のエフェクトを挿入する「Insert欄」からも選択することができます。
ではなぜ、わざわざ「Insert欄」の上にビルトインのエフェクトを用意しているのか?
それはよく使うエフェクトだからです。
よく使うエフェクトは別にエフェクト用のスペースを用意しておくことで、その分「Insert欄」で他のエフェクトを使うことができます。
では、今回搭載されたComGateとはどういったエフェクトなのでしょうか?
簡単に言うとコンプレッサーというエフェクトとGateというエフェクトが合わさったエフェクトになります。
コンプレッサーなどはスレッショルドやレシオ、アタックタイム、リリースタイムの設定などちょっと初心者からするとどこから触ったらいいか分からないエフェクトに見えますね。ひとまず概要を知るということで大まかに説明すると。
コンプレッサーは音を圧縮して音の密度を高めることができるエフェクトです。圧縮した音はエフェクトの出力を調整して音を大きくできます。Gateは指定した音量以下の音をカットしたりできるエフェクトです。
とこんな感じで考えてみてください。
これが合わさったということは、録音などしたオーディオデータに含まれる小さなノイズをGateで抑えながらコンプレッサーで音を大きくできるということになります。
ギターや歌を録音される方には便利なエフェクトですね。
でも、いきなり2つのエフェクトを同時に操作するのは難しそうですね。
そんな時はまずはエフェクトのプリセットを使ってみましょう!
エフェクト左上のプリセット欄をクリックすることでプリセットのメニューが表示されます。
残念ながらコンプレッサーとGateが両方セットされたものはまだ用意されていないようです。Gateやコンプレッサーのそれぞれのプリセットはありますので、ひとまずそのプリセットから始めてみることをオススメします。